2018.05.08
ぶどうの開花予測
例年よりも生育が進んでいて、作業に追われていることと思います。
ワイン用ぶどうの開花がいつになるか、気になります。そこで、予測する方法を紹介します。何年も続けて、自園の予測式?をつかんでみて下さい!
(1)果樹試験場の予測を活用
種ありの「巨峰」の予測を行っています。次のURLをご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kajushiken/chosa/teirei/kyoho.html
これと皆さんの園を比較して、何日くらいズレがあるか、つかむと良いでしょう。
(2)周囲の植物を指標とする
昔から行われているのは、「ニセアカシアが開花してから、2週間後に、巨峰が開花する」という指標です。
ニセアカシアは、大きな河川の堤防などによく見られます。花はハチミツにもなり、また天ぷらを楽しむ人もいます。畑に近い場所で、指標になる樹を見つけて、記録してみて下さい。
●さて、ここで大切なのは、 「開花を、どう判定するか」です。人により、年により、判定方法が違わないよう、基準を揃えることが必要です。
ワイン用ぶどうの生態調査基準は、このホームページの「ぶどう生産者の部屋」の「学ぶ」に紹介しているので、確認して下さい。
ニセアカシアは、、、難しいですね。先輩に聞いても、皆さん独自の観察ポイントを持っています。私個人では、我が家の畑は、「近所のあの堤防沿いの樹が、そよ風で花びらが散り始めた日から、10~12日後に、巨峰の花房整形してないものが咲き始める」という指標を持っています。皆さんも観察をして、独自の予測を確立してみましょう!